注文住宅で予算オーバーになる原因を紹介!後悔しないように費用を削るためのポイントは?

設計自由度が高く、お客様の理想・好みに合わせて家の間取りや外観を決められる注文住宅の購入時には、見積もり額がご本人の予算を大幅に超える「予算オーバー」が起こりがちです。
そこで今回は、注文住宅の購入時に予算オーバーが起こってしまう原因について、見積もり額を減らすために削減を検討すべきところ、削らない方が良い箇所と一緒に紹介していきます。
完成後に後悔することなく、予算の範囲内で理想に近い注文住宅を建てるための参考として、ぜひ最後までご確認ください。

注文住宅の購入時に予算オーバーが起こる5つの原因と対策

注文住宅の購入時に予算オーバーが起こる5つの原因と対策
まずは、注文住宅の設計段階で大幅な予算オーバーが起こる場合の代表的な5つの原因について、予算オーバーを防ぐためにできる対策と併せて見ていきましょう。

その①資金計画や費用のバランスが適切でなかった

地域差はありますが、土地と新築の注文住宅を購入するには、4,000〜5,000万円程度の費用がかかるのが一般的です。費用の項目としては、おおまかに以下4種類に分けられるでしょう。

  • 土地購入費:土地そのものの購入費用、ならびに土地購入に必要な諸費用
  • 本体工事費:家本体の設計費、材料費、工事費や祭祀の費用、古家の解体費用等
  • 別途工事費:庭や駐車場等の外構、また家電等のオプション部分の工事費用等
  • 諸費用:不動産の取得に必要な各種税金や保証料、保険料、住宅ローン手数料等

注文住宅を建てる際には、ご自身の貯金のうち家づくりに充てられる自己資金と住宅ローンの借入可能額の合計から予算を設定して、無理のないよう資金計画を立てなければなりません。
そのため、住宅ローンの借入可能額がご自身の想定を下回ったり、別途工事費や諸費用を考慮しないまま資金計画を立てていると、大幅に予算オーバーしてしまうことがあるのです。また、土地と建物の費用バランスが取れておらず、どちらか一方に優先してお金を掛け過ぎてしまったために、予算オーバーするケースも見られます。
注文住宅を購入する際は、費用の内訳やバランス、また現実的に返済可能な額を想定し、必要に応じて住宅ローンの仮審査等も受けた上で資金計画を立てるようにしてください。
関連記事:「【事例あり】家を建てるのに貯金はいくら必要?初期費用を抑えるコツも!

その②安くて条件に合う土地の探し方を知らなかった

建売住宅や分譲住宅とは異なり、注文住宅を建てる際には、原則ご自身で家を建てる土地を探して購入しなければなりません。そのため、土地の探し方がよくわからず、ご自身やご家族の条件に合う場所がなかなか見つからなかったり、条件にこだわるあまり土地にかかる費用が増えすぎた結果、予算オーバーになってしまうケースもあるのです。
注文住宅用の土地は、ご自身やご家族だけでなく、住みたいエリアの不動産業者やハウスメーカー、工務店等の専門家の力も借りながら効率的に探して、予算オーバーを防ぎましょう。
関連記事:「土地あり・なしで家を建てる際の費用はどのくらい変わる?頭金と自己資金の目安額

その③理想とするイメージ、間取りにこだわり過ぎた

マイホームを建てるにあたって、叶えたい夢や理想が複数あるという方は多いです。しかし、注文住宅は設計自由度が高い分、こだわればこだわるほど時間とお金がかかってしまいます。
注文住宅の設計時に予算オーバーになった場合は、ご自身がこだわっている部分が本当に必要か、ご家族が暮らす家で叶えるべきことの優先順位と一緒に再検討する必要があるでしょう。

その④ハウスメーカーや工務店等、施工会社の選択ミス

ハウスメーカーや工務店等、家の設計・施工を請け負う施工会社には、会社ごとに得意とする工法や構造、デザイン、規模や費用感の違いといった特徴があります。そのため、家の設計・施工を依頼する会社の規模や基本的な費用感がご自身の予算とマッチしていないと、見積もり額が大幅に予算オーバーになってしまうことがあるのです。
数社の施工会社に簡単な設計を依頼し、相見積もりを取る段階になったら、候補となっている施工会社の規模や費用感がご自身の予算に合っているか、再確認することをおすすめします。
関連記事:「住宅展示場が教える!ハウスメーカーを選ぶ時に決め手とするべきこと3選

その⑤利用可能な補助金や助成金、税金の軽減制度を知らなかった

新築注文住宅の購入時には、国や自治体からの補助金をはじめ、金融機関や団体からの優遇措置、税金の軽減・控除を受けられる場合があります。つまり、現在の見積もり額が自己資金と住宅ローンの借入可能額をオーバーしていても、受けられる補助金や優遇措置、税金の控除等の金額によっては、家づくりにかけられる予算を増やせる可能性があるということです。
ご自身にとっての家づくりの予算を正確に把握するために、また利用可能な制度を使わずに損をすることがないようにするためにも、新築住宅に関する補助金や控除制度については事前に調べておきましょう。
関連記事:「新築注文住宅の購入に使える補助金は?優遇・減税制度や利用上の注意点も

注文住宅の予算オーバー時に削減を検討すべきポイント

ここまでに見てきたような対策を取り、慎重に資金計画や施工会社選びを進めたのにも関わらず予算オーバーになってしまった場合は、注文住宅の設計内容を見直さなければなりません。
そこで以下からは、注文住宅の見積もり額が予算オーバーになった時に優先的に費用削減を考えるべきポイントについて、5つのカテゴリ別に紹介していきます。

【土地関連】の予算削減ポイント

土地代は、注文住宅に関わる費用の中でもエリアや条件による価格の変動が大きい部分です。そのため、求める条件を多少緩和したり、対象エリアを広げることさえできれば、費用を節約しやすいという特徴があります。
以下の内容を参考にしながら購入予定地の条件緩和について検討し、金額とクオリティのバランスが良い土地を探してみてくださいね。

  • 駅前や市街地だけでなく、他の条件を満たす郊外の土地も候補地に加えてみる
  • 南向きやきれいな四角形の土地だけでなく、条件や形状の悪い土地も候補に入れる
  • 地盤改良や古家の取り壊しが必要な土地を購入予定の場合は、工事する必要がない土地を改めて探してみる

【施工業者関連】の予算削減ポイント

同じ条件で相見積もりを依頼しても、その設計内容やプラン、合計見積もり額は施工会社によって大きく異なります。中には、似た見積もり内容であっても数十〜数百万円単位の差額が発生することもあるため、ベースプランをご自身の費用感に近いものに変更したり、改めて施工会社を探して相見積もりを取るなどして、予算オーバーの解決を目指すのも良いでしょう。
ただし、単に価格だけを見て安く設計・施工してくれる施工会社を選ぶと、住宅性能や構造、アフターサービス等が十分でなく、入居してから後悔する恐れもあります。設計内容や予算はもちろん、ご家族と営業担当との相性に至るまで総合的に判断して、ご自身の費用感や希望に合う施工会社を探してみましょう。
関連記事:「注文住宅で見積もりを取る流れと注意点を解説!ハウスメーカー比較に役立つ見積書の見方も

【建物関連】の予算削減ポイント

建物全体の形状を見直したり、外壁や内装のデザインをシンプルにすることも、家本体の材料や工事にかかる費用の削減に役立ちます。以下に、建物のグレードや機能をあまり損なわずに費用を削減するためのポイントをまとめましたので、参考にご覧ください。

  • 形状を見直し、総2階等の凹凸や柱が少ないデザインにして構造材・屋根材を減らす
  • 屋根の形状も見直し、切り妻や片流れ等、シンプルで比較的安価なデザインにする
  • 坪単価×床面積で費用が決まるため、リビング階段を活用する等して床面積を減らす

【間取り関連】の予算削減ポイント

建物と同様、間取りもよりシンプルな造りになるよう工夫できれば、予算を大幅に削減することができます。間取りを見直してコストダウンを叶えるためのポイントは、以下の通りです。

  • 窓やドア、作り付けの家具や建具の数を減らし、既製品を優先的に使う
  • 収納スペースや部屋数を減らし、1つの大きなスペースを複数の用途で使用する
  • 畳を使う和室は追加費用がかかるため、部屋はすべて洋室にする
  • 玄関ホールは、部屋を区切るための壁材や建具、照明器具が必要になるため作らない
  • リビング内に階段を設置することで、壁と廊下にかかる工事費をカットする

関連記事:「家を建てる時の間取りの決め方は?注文住宅でやりがちな失敗例と注意すべき2つのポイントを紹介

【設備関連】の予算削減ポイント

「せっかく注文住宅を建てるなら、お風呂やトイレ、キッチン等の水回り設備にこだわりたい」という方は多いですよね。しかし、ご自身やご家族のライフスタイルによっては、誰もが憧れるようなオーダー品や取り寄せ品、おしゃれな最新設備でなくても、特に問題がないケースもあります。
注文住宅で予算オーバーとなっている場合は、ご自身やご家族にとっての優先順位、また求める費用対効果に合わせて削れる設備やオプションがないか、以下を参考に考え直してみましょう。

  • 設備のグレードや素材のランクを変更する、また型落ち品の採用も検討する
  • 全体ではなくワークトップの素材のみ、蛇口のみ等、部分的にオプションを利用する
  • 導入に100万円以上の費用がかかる太陽光発電システムの導入は、慎重に再検討する
  • 照明やエアコン等、自分たちでも手配や後付けができるオプション工事はカットする
  • ガレージ等、趣味性の高い部分のデザインや素材を見直してみる

注文住宅で予算オーバーになっても削らない方が良い箇所は?

注文住宅で予算オーバーになっても削らない方が良い箇所は?
注文住宅には、ここまでに見てきたような「予算オーバー時に優先的に費用削減を検討すべき箇所」がある一方で、安易に削ると後悔しやすい・削らない方が良い箇所もあります。そこで以下からは、注文住宅で予算オーバーになったとしても費用を削らない方が良い箇所について、具体例や理由と併せて見ていきましょう。

入居後の安全性やランニングコストに関わる部分

断熱性や気密性、遮音性、耐震性等、住まいとしての機能や住み心地を大きく左右する部分の費用をカットすると家の快適性が低下し、光熱費等のランニングコストも増えてしまいます。
また面格子、防犯ガラスの設置や、隣地との境界に建てる塀、駐車場にかかる費用を削減してしまうと、暮らしていく上での防犯性・安全性に不安が残る家になるかもしれません。注文住宅を建築する時は、たとえ予算オーバーになったとしても、家そのものの機能性や安全性、完成後のコストに関わる設備費用については、削減しない方が良いでしょう。

自分たちにとって優先度の高い設備や条件、間取り

ご家族によって、住みたい家の理想像は大きく異なります。そのため、一般的な視点から見て「なくても問題ないから」「削減すべきポイントだから」という理由で安易に間取りを変更したり、設備のグレードを下げたりすると、暮らし始めてから後悔する可能性が高いでしょう。
ご自身やご家族が家に求めること、叶えたいライフスタイル等、絶対に譲れない条件から設定した優先順位の高い間取りやデザイン、設備については、変更しないようにしてくださいね。
関連記事:「家を建てる前に必要な準備とは?家づくりの段取りや流れと一緒に解説

個性豊かなモデルハウスで理想の家づくりをサポート


私たち株式会社アルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しています。
敷地内には、各ハウスメーカー様が自信を持ってお届けする個性豊かなモデルハウスと、お客様の展示場見学や家づくりを幅広くサポートするセンターハウスを完備。
宮城県で注文住宅の購入をお考えの方、また将来的にマイホームを建てたいけど、何から始めたらいいのかわからないという方も、まずはお気軽に私たちの展示場へお越しください。
家族にとって理想的な家づくりを実現するために、大きな一歩を踏み出すお客様を全力でサポートします。

関連記事

見学予約はこちら
見学予約はこちら