家づくりは何から始める?注文住宅を建てるなら絶対決めておきたい3つのこと!

注文住宅の家づくりは、土地や予算、間取りに外観デザインなど、決めることが山積みです。「何から始めるべきか分からず、結局まだ何もできていない」という人は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「家づくりの最初の段階で必要なこと」に焦点を当てて、詳しく解説していきます。また、家づくりの基本的な流れも簡単に紹介しているので、全体的なスケジュール感と併せて確認しましょう。
これから注文住宅を検討しようと考えている人や、何から始めるべきか分からずになかなか先に進めていないという人は、ぜひ参考にしてくださいね。

家づくりの基本の流れとスケジュール感

注文住宅を建てる場合、実際に家が完成するまで約1年〜1年半かかると言われています。そのため、計画的なスケジュールを立てて、入居希望日から逆算して進めるようにしましょう。
家づくりの大まかな流れは次の通りです。

  1. 理想の家のイメージを固める
  2. 予算を決める
  3. 土地を探す
  4. 住宅会社を探す
  5. 見積書を出してもらう
  6. 住宅会社を決める
  7. プランをを決める
  8. 契約金を支払う
  9. 着工〜完成

ハウスメーカーや工務店などの住宅会社選びに4〜5ヶ月、希望の間取りやデザイン決めに2〜3ヶ月、工期に4〜5ヶ月かかると思っておきましょう。
このことを踏まえて、次の章では「住宅会社に依頼するまでにすべきこと」を解説します。

家づくり、何から始める?最初にやるべき3つのこと

夢のマイホームを建てる際、やるべきことは多岐に渡ります。その中でも絶対にやっておきたいことは以下の3つ。

  • 希望条件を明確にする
  • 資金の計画を立てる
  • 住宅会社をリサーチする

どれか一つでも手を抜けば、家が完成した後に後悔する可能性も…。大きな買い物だからこそ失敗したくないですよね。それでは、何から始めるべきか悩まないよう、家づくりの最初の段階で必要なことについて詳しく確認しましょう。

家づくり、何から始める?「希望条件を明確にする」

家づくり、何から始める?「希望条件を明確にする」
どんな家を建てたいのか具体的な希望条件を洗い出して整理することは、家づくりにおいて非常に重要なプロセスです。
ざっくりとした条件しか決まっていないと、なかなかプラン設計が進まなかったり、思った以上に費用が高くつくなんてこともあるかもしれません。
しかし、一口に希望条件といっても、具体的な内容が思い浮かばないという人もいるでしょう。ここからは、決めておくべき希望条件を紹介するので、家づくりの参考にしてください。

希望の居住エリア・環境を決める

まずはじめに、どんなところに住みたいかを決めます。地域や立地によって予算も変わるので、家を建てる場所はじっくり探して検討しましょう。
希望の居住エリアを探す際のポイントとして、通勤通学のアクセスや周辺環境、治安、不動産価値などがあげられます。
例えば、職場や学校までは電車に乗って1時間以内、家から最寄りの駅までは徒歩で行ける範囲、ファミリー層や子育て世代が多い地域、スーパーや病院が近くにある場所、駅から家までの道が夜でも明るい、といった具体的な条件を書き出します。また、将来的な投資としての可能性を考える場合は、そのエリアの不動産価値の動向も把握しておくと良いでしょう。
なお、注文住宅での土地探しは想像以上に時間がかかって大変です。それこそ、何から始めるべきか悩む人も多いと思います。少しでも効率よく土地を見つけるためには、さまざまな方法で土地を探すのがおすすめ。探し方としては、次の方法があげられます。

  • 街の不動産屋に探してもらう
  • 不動産仲介会社のHPから検索する
  • ハウスメーカーに紹介してもらう

一旦は、不動産屋とインターネット検索を並行して探し、それでも気に入る土地が見つからない場合にハウスメーカーを利用するのが良いでしょう。というのも、ハウスメーカーに土地を紹介してもらう場合は、基本的にはそのハウスメーカーで家も建てるという条件だからです。そのため、まずは自分の希望条件に合うハウスメーカーを見つけてから、土地を探してもらいましょう。

希望する家の広さ・間取りを決める

家を建てるための希望条件として絶対に外せないのが、家の広さと間取りです。注文住宅は長く住み続ける人が多いと思うので、何十年先の生活スタイルを見据えて、何階建てにするかや部屋数はどうするかなどを決めましょう。
具体的には、まず、家族の人数や構成を考えて、必要な部屋の数を明確にします。 寝室の数やリビングルーム、書斎、子供部屋、ゲストルーム、庭や駐車場は必要なのか…なども考慮しながら間取りを検討してください。そして各部屋の広さも決めましょう。家族団欒スペースのリビングは20畳以上、寝室はそれぞれウォークインクローゼット付きで8畳程度、というように細かく決めると、どれくらいの坪数が必要かが分かってきます。
また、子供が成長して自立する場合や、趣味や仕事の変化によって部屋の使い道が変わることもあるかもしれません。そういった将来的なことも踏まえながら、状況が変わった場合でも快適に過ごせるような間取りを計画することが大切です。

住宅の性能・機能を決める

住みたいエリアや間取りの次に決めておくべきことは、家の性能や機能面です。これを決めることで、注文住宅を依頼する会社がある程度絞られてきます。
住宅の機能や性能というと、ピンと来ないかもしれませんが、「地震に強い家が良いのか」「断熱性が高く1年中快適に過ごせる家が良いのか」で考えると決めやすいでしょう。希望する条件によって、木造住宅や鉄筋構造、使用する外壁や壁の材質が変わってきます。そして住宅会社によって採用している工法や建材も違うため、おのずと自分の希望に合う会社が絞られてくるのです。
また、住宅そのものの性能の他にも、キッチンやお風呂、トイレなどの設備も会社によって扱うブランドも違えばグレードも違います。自動水栓や自動洗浄トイレ、食洗機付きのキッチンが良いなど、なるべく具体的に希望を整理しておきましょう。

住宅の外観デザイン

家の顔とも言える外観デザインは、注文住宅において施主が一番こだわる部分ではないでしょうか。しかし、おしゃれなデザインだけで選べば良いというわけではなく、住みやすさや耐久性など、様々な視点で考える必要があります。
住宅のデザインを決める際のポイントとして、「コンセプト」「屋根の形」「材質」の3つを押さえておきましょう。
①家のコンセプト
現代的なシンプルモダン、天然素材を使ったナチュラル系、ヨーロッパ調のエレガントスタイルなど、自分の好きな系統で家の画像や写真を探します。また、コンセプトに合わせてメインカラーも考えておきましょう。例えば、シンプルモダンであれば白やグレーなどの淡い色味がよく使われます。
②屋根の形
家の印象に大きく影響する屋根ですが、見た目だけで選ばないようにしましょう。屋根の形によって、部屋での居心地の良さや、メンテナンスのしやすさが変わります。例えば、勾配のある屋根であれば雨や雪が自然と下に流れますが、シャープな印象のフラットルーフだと屋根に雨や雪が溜まりやすくなります。このように、屋根の形だけでも住みやすさに影響してくるので注意が必要です。
③材質
外壁に使われる材質は、家の外観イメージを大きく変えます。木目調やタイル調、金属系、マット系などさまざまな素材があり、どれを使うかは理想のコンセプトに合わせて選ぶと良いでしょう。ただし、材質によって耐久性やメンテナンス性も変わるので、気になる素材のメリット・デメリットをハウスメーカーの担当者に確認しながら決めることがポイントです。

家づくり、何から始める?「予算を決めて資金の計画をたてる」

家づくり、何から始める?「予算を決めて資金の計画をたてる」
予算をしっかりと決めることで、無理のない範囲で家を建てることができます。将来の経済的な負担を軽減することにも繋がるので、必ず余裕を持った資金計画を立てましょう。

総予算と内訳を決める

まずは、家を建てるために必要な費用をいくらまで出せるか決めましょう。そして、決めた総予算から、土地の購入費、建築費、その他諸費用、さらには家具や家電製品、引っ越し費用まで、それぞれの内訳を考えます。
この時のポイントは、総予算全てを使い切る計算で内訳を出さないこと。工事中に予定外の問題が発生した際や、家を建てた後にメンテナンスや修繕が必要になる可能性もあるため、予算に余裕を持たせて計算しましょう。
関連記事「注文住宅でよくあるハウスメーカーとのトラブル事例7選!未然に防ぐポイントも

ローンを組むのか現金一括かを決める

注文住宅は一生に一度の大きな買い物。数千万円から数億円と、誰もが払える金額ではありません。この金額を現金一括で支払うか、住宅ローンを組んで毎月返済するか決めましょう。
現金一括のメリットは、スムーズに購入手続きができることと、純粋な住宅価格を払えば良いという点です。対して、ローンを組む場合のメリットは、手元に大きな資金がなくても高額な家を買うことができること。ただし、ローンに対する金利がかかるので、最終的に支払う総額はローンの方が高くなります。
現金一括かローン払いかは、自分の経済状況に合わせて無理のない方法で行いましょう。

月々の返済可能額を決める

住宅ローンを組む場合は、月々の返済可能額を明確にした上で、注文住宅にかける予算を設定しましょう。
まずは、収入と支出のバランスを考えてローン返済金額を決めます。具体的には、毎月の給与から、食費・光熱費・通信費などの固定費や、交際費・趣味費用、貯蓄などを差し引いて、ローン返済可能な金額を算出してください。あわせて、ボーナス返済をする場合の返済額も決めておきましょう。
また、共働き世帯の場合は、単独ローンかペアローンかが選べます。夫婦ともに一定の収入がある場合に限りますが、これが適用できれば借り入れできる金額も大きくなるので、一人分の収入では買えない家も購入しやすくなるでしょう。
なお、返済額を決める際のポイントとして、支出額とローン返済額を差し引いても毎月手元にお金が残るようにすること。そして、将来的に収入が減った場合でも対応できるように計画することです。

家づくり、何から始める?「住宅会社の情報を集めて比較検討する」

家づくり、何から始める?「住宅会社の情報を集めて比較検討する」
住宅会社にはハウスメーカーや工務店など、多くの会社があり、どこに依頼すべきか悩む人は多いと思います。そこでここでは、依頼するハウスメーカーや工務店を決める際に確認すべきポイントを紹介します。

自分の希望条件に合う会社かどうか

ハウスメーカーや工務店は、それぞれの会社に特徴があります。採用している工法や建材、設備のグレードなど、会社によって違いは様々。その中から予算を超えない範囲で、自分の希望をより多く叶えられる住宅会社を選びましょう。
ただし、選んだ会社の不得意とすることやデメリットもあわせて確認することがポイントです。契約時はあまり気に留めていなかったことでも、家が完成してから「思っていたのと違う」となっては遅いからです。
なお、住宅会社を1社に決める時は、複数社に相見積もりを取ってから判断するようにしてください。初めから1社に決めるよりも、いくつかの会社を比較することで、より自分に合うプランを見つけることができるでしょう。
関連記事:「注文住宅で見積もりを取る流れと注意点を解説!ハウスメーカー比較に役立つ見積書の見方も」

保証やアフターサポート内容は充実しているか

注文住宅は、予算や間取り、デザインなどに注意がいきやすいですが、保証やアフターサポートの内容もしっかりと確認しておきましょう。
住み始めてから故障や破損などのトラブルが起きた際、保証内容が薄いものだと自己負担費用が発生するかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、気になる住宅会社の保証期間や定期点検・無料修理の範囲はチェックするようにしてください。
関連記事:「ハウスメーカー各社の保証・アフターサービスの違いを紹介!比較すべきポイントは?」

家づくりで何から始めるか悩んだらモデルハウスを見るのがおすすめ!

ここまで、家づくりの最初の段階に必要な項目として、希望条件・予算・住宅会社選びについて紹介しました。しかし「決めることが多すぎて、何から始めるべきか悩んでなかなか進まない!」という人も多いでしょう。
そんな時は、実際の家に触れて、より明確に理想の住宅をイメージしてみるのも一つの方法です。絶対譲れないと思っていた条件がそうでもなかったり、頭で考えていた時には気づかなかったことも発見できるかもしれません。
なお、モデルハウスを見る際は、一度に複数のモデルハウスが見学できる住宅展示場に行くのがおすすめです。モデルハウス内には担当者も常駐しているので、気になることを聞いてみたり、概算見積もりを出してもらったりしましょう。
これから家づくりを考えている人も、すでに家づくりに取り掛かっている人も、ぜひ住宅展示場に足を運んで、理想の家づくりのヒントを見つけてくださいね。
関連記事:「住宅展示場の回り方は?見学の前後にすべきことやポイントを紹介!

個性豊かなモデルハウスで理想の家づくりをサポート


私たち株式会社アルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しています。敷地内には、各ハウスメーカー様が自信を持ってお届けする個性豊かなモデルハウスと、お客様の展示場見学や家づくりを幅広くサポートするセンターハウスを完備。宮城県で注文住宅の購入をお考えの方、また将来的にマイホームを建てたいけど、何から始めたらいいのかわからないという方も、まずはお気軽に私たちの展示場へお越しください。家族にとって理想的な家づくりを実現するために、大きな一歩を踏み出すお客様を全力でサポートします。

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