「何となく…」で住宅展示場に行ってはいけない?にお答えします!

SNSなどで『今すぐ家を買う予定がない人や、知識がない状態の人が、何となくという気持ちで住宅展示場に行ってはいけない』という意見をよく見ます。
そして、このような意見を見て「気軽に住宅展示場に行ってはいけないの?」と悩まれる方は多いものです。
私たちアルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しておりますが、結論からお伝えすると、今すぐ家を買う予定がない方に足をお運びいただくことは、全く問題ありません。
とは言え、せっかくお越しいただくのであれば、ぜひ有意義な時間をお過ごしいただきたいという想いもあります。
そこで今回は、『何となくで住宅展示場に行ってはいけない』と世間で言われる理由や、住宅展示場に行く前に準備しておくと良いこと、住宅展示場で見学する際の心得についてご紹介します。
ぜひ参考にご覧ください。

『何となくで住宅展示場に行ってはいけない』と言われる理由

まず最初に、「何となく」という気持ちで住宅展示場に行ってはいけないと言われる理由について見ていきましょう。

理由①:営業マンのトークに流される恐れがあるから

『住宅展示場に行ってはいけない』と言われる理由で最も多いものが、「営業マンのトークに流される恐れがあるから」というものです。
こういった場合、アンケートなどで「今はまだ検討中の段階で、何もわかっていない状態」「イベントに興味があって来たけど、家づくりはまだ検討していない」などと来場理由を正直に伝えることで、営業担当者は来場者に応じた提案に切り替えるのが通常です。
また、例えば「建売と注文で悩んでいる」「マンションと戸建てで悩んでいる」など具体的な悩みを相談すればプロならではの意見が聞けますし、営業担当者との相性や会社の雰囲気がわかるきっかけにもなります。

理由②:電話やDMが来る可能性があるから

『住宅展示場に行ってはいけない』と言われる理由のもう一つが、「ハウスメーカーや工務店のデータベースに載り、あとから電話やDMによる営業があるかもしれないから」というものです。
企業からの電話やDMは、将来的に家作りを検討している方にとって情報収集の良いきっかけとなることもあります。ただ、こういった連絡を受け取りたくない場合はアンケートなどで「電話やDMは不要です」と伝えるだけでOKです。

その日のうちに契約できるケースはほとんどない

そもそも、家づくりは契約までに決めなければいけない要素が多く、さらに印鑑証明書や源泉徴収票、確定申告書など準備する書類もたくさんあるため、そう簡単に契約できるものではありません。
「その場のテンションで流されて、その日のうちに勢いで契約してしまった」という状況はまず考えにくいため、あまり気負いせずに足を運んでみると良いでしょう。

住宅展示場に行く際に準備しておくと良いこと

住宅展示場に行く際に準備しておくと良いこと
家を購入すると一口に言っても、注文・建売・自由設計・新築・中古・マンション……と、幅広い選択肢があります。
その選択肢を狭める理由として、住宅展示場に足を運ぶ方も少なくないでしょう。
ここでは、住宅購入でベストな選択ができるように、住宅展示場に行く際に準備しておくと良いことをご紹介していきます。

準備①:家づくりの基礎知識について

一般的に、戸建ての注文住宅は下記の手順で進めていきます。

    【家づくりの流れ】

  1. ライフプランを考える/予算を決める
  2. 土地を決める(敷地調査を行う)/建築の依頼先を決める
  3. 土地を購入する/契約を結ぶ
  4. 住宅ローンを申し込む
  5. 設計・プランを決める
  6. 着工(地鎮祭・着工・上棟式)
  7. 竣工検査
  8. 引渡し
  9. 引っ越し

上記のうち、2番目の「建築の依頼先を決める」において、複数のモデルハウスを同時に展示している総合住宅展示場が大いに役立つのですが、この他にもモデルハウスが活用できるポイントは多くあり、1番目のライフプランや予算の検討からサポートしてもらえるケースもあれば、5番目の設計やプランを決める際にもモデルハウスを見ながら決めるケースもあります。また、引っ越し後のインテリアの参考にも活用可能です。
まずは上記の流れを押さえるだけでも住宅展示場で受け取れる情報が増えますので、ぜひ頭に入れておいてください。
関連記事:「家を建てる!」と決めたら最初にすることとは?事前に知っておきたい家づくりの注意点も!

準備②:費用感について

注文住宅を建築する際にかかった費用を全国平均で見ると、住宅の建築資金総額は3,935万円※、土地の購入資金総額は1,819万円※、建築費用と土地をあわせると5,754万円となっています。

①建築資金の総額 3,935万円
②土地の購入資金総額 1,819万円
①+②の総額 5,754万円

出典:【PDF】令和4年度 住宅市場動向調査|国土交通省
ただし、住宅の費用総額は建築費用と地価によって決まるので、ある程度選択肢が決められた自由設計や、すでに完成している建売住宅と比べて、注文住宅は金額に幅が出やすいです。上記の平均はあくまで参考程度に捉えておくと良いでしょう。
ポイントとしては、住宅展示場に行く前に、あらかじめ建てたい地域の平均的な地価を調べておくことです。予算に対してどれくらいの金額を建築費用に充てられるのかが算出でき、さらにハウスメーカーや工務店を比べる際の一つの目安にもなります。
関連記事:家を建てる際の初期費用はいくらぐらい必要?詳しい内訳や相場を紹介

準備③:建てる時期について

注文住宅の完成までにかかる期間は、契約から設計までで約3〜4ヶ月、着工から引渡しまでで約4〜6ヶ月、スムーズに進んだとして約8ヶ月が目安となります。
例えば、「子どもが小学校に入学する前までに建てたい」というように引っ越し時期のゴールが決まっている場合は、情報収集の期間も考慮して1年前から動くのがベストです。
加えて、工事の着工時期にも着目してください。というのも、季節が工期や品質に影響を与えることがあるからです。それぞれの地域によってベストなタイミングは異なりますが、一般的には真夏・真冬・梅雨の時期を避けた春頃と秋頃が良いとされています。
関連記事:注文住宅購入の流れと期間の目安は?手続きをスムーズに進めるコツや注意点も解説

準備④:建てたい家のイメージについて

注文住宅は自由に設備や建材を選ぶことができるというイメージをお持ちの方が多いかと思いますが、各ハウスメーカー・工務店には「標準仕様」というものがあり、希望していた設備・建材が選べないケースや、選べたとしても追加費用がプラスで加算されるケースがあります。
住宅展示場に足を運ぶ際は、ぜひ建てたい家のイメージ(間取り・外観・内装・設備など)を持っておくと良いでしょう。
関連記事:注文住宅の外観の決め方を解説!失敗しないおしゃれなデザインのコツや注意点も

住宅展示場に行く際に心得ておくと良いこと

住宅展示場に行く際に心得ておくと良いこと
はじめて住宅展示場に足を運ぶ方の中には、「押し売りされたらどうしよう……」といった不安をお持ちの方もいます。また、「今の段階で行ってはいけないのかな?」「わからないことだらけで恥ずかしくないかな?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。
そんな方はぜひ、次の目線を持って総合住宅展示場を利用してみてください。

心得①:比較する前提で行く

各ハウスメーカーや工務店が単独で行っているモデルハウスと違って、総合住宅展示場は一度に複数のモデルハウスを比較検討することができます。
そのため、何か一つでも比較するテーマを決めておくのがおすすめです。

    【比較するテーマの例】

  • 各社の強みは何か?
  • 各社の構造・工法は何か?
  • 営業担当者は話しやすいか?
  • 平均的な価格帯は?
  • デザインの傾向は?

また間取りや外装、内装などのイメージを掴みたいという方は、「収納の大きさはどうか?」「取り入れたい建材や設備が使用できるか?」「生活動線はどうか?」といったポイントを比較すると良いでしょう。メジャーを持参するのもOKです。

心得②:営業マンの話を一つの選択肢と捉える

家づくりに正解はなく、それぞれのライフスタイルにあった選択をしていく必要があります。
そのため、各ハウスメーカー・工務店が大切にしている価値観や強みはあくまで一つの選択肢であり、最終的に決定するのは自分であるという気持ちを持っていることが大切です。
注文住宅でこだわりたいポイントについては「注文住宅でこだわりたいポイントは?家づくりで失敗しないためのコツも解説」で詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。

“「何となく」で住宅展示場に行ってはいけない”は間違い!

今回は、『何となくで住宅展示場に行ってはいけない』といわれる理由や、住宅展示場で有意義な時間を過ごすためのポイントなどをご紹介しました。
「近々家を建てる予定は無いから迷惑かも」「購入予定が無いから住宅展示場は敷居が高い……」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。ですが、今すぐ建てる予定が無くても「いつか家を建てたい」「お家を見てみたい」「インテリアの参考にしたい」といった漠然とした理由でお越しいただくことは、全く問題ありません。
様々なメーカーや工務店のモデルハウスを一堂に会して観られるのは総合住宅展示場だけなので、少しでも「戸建て」に興味を持っていたらぜひ一度ご来場ください。まずは外観を観るだけでも大丈夫です。

個性豊かなモデルハウスで理想の家づくりをサポート


私たち株式会社アルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しています。
敷地内には、各ハウスメーカー様が自信を持ってお届けする個性豊かなモデルハウスと、お客様の展示場見学や家づくりを幅広くサポートするセンターハウスを完備。
宮城県で注文住宅の購入をお考えの方、また将来的にマイホームを建てたいけど、何から始めたらいいのかわからないという方も、まずはお気軽に私たちの展示場へお越しください。
家族にとって理想的な家づくりを実現するために、大きな一歩を踏み出すお客様を全力でサポートします。

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