ハウスメーカーにカタログ等を資料請求する際の4つの注意点とは?収集のコツも解説

注文住宅や一戸建て等のマイホームの購入を考え始めた時に、理想の家のイメージを膨らませるため、まずはハウスメーカーや工務店への資料請求を検討するという方は多いでしょう。
そこで今回は、東北エリアで総合住宅展示場を営むアルスが、ハウスメーカーへ資料請求する際の4つの注意点について解説。併せて、資料請求を通して効率よく家づくりに関する情報収集を進めていくためのコツや、資料請求の方法等の基本的な情報についても紹介していきます。
住まいの設計・建築を手掛けるハウスメーカーや工務店に対し、これから資料請求してみようと考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。

ハウスメーカーに資料請求するための基礎知識

ハウスメーカーに資料請求するための基礎知識
まずは、具体的な方法や方法別のメリット・デメリット、もらえるカタログの種類など、ハウスメーカーに資料請求をするための基礎知識について、確認していきましょう。

ハウスメーカーに資料請求する3つの方法

ハウスメーカーへ資料請求を行う方法としては、大きく3つあります。1つ目は、住宅展示場へ足を運び、ハウスメーカーや工務店が手掛けるモデルハウスを見学して、各社の営業担当から直接資料を受け取る方法です。
2つ目は、各ハウスメーカー・工務店の公式サイトを通して、それぞれの会社へ資料請求を行う方法が挙げられます。そして3つ目は、複数のハウスメーカーや工務店の資料を一括請求できる「カタログ一括請求サイト」というサービスを利用し、資料請求する方法です。
1つ目の方法では、あらかじめ時間を作って住宅展示場へ行く必要がありますが、実物の建物を見学した上で当日中に資料を持ち帰れるというメリットがあります。一方で、2つ目・3つ目の方法は、実物の建物を体感できないというデメリットはあるものの、曜日や時間帯を問わず自宅から資料請求ができるという点では、非常に魅力的だと言えるでしょう。
関連記事:「住宅展示場は予約なしでも見学可能!予約して行くメリットと活用法は?

請求できる資料・カタログの種類について

家づくりを手掛けるメーカー各社では、お客様に自社の家づくりへの考え方や特徴、こだわりを知ってもらうために、以下のような複数種類の資料を用意していることが多いです。

  • 総合カタログ:企業理念や会社概要等、ハウスメーカーとしての信頼性を紹介する資料
  • 技術カタログ:自社が得意な工法や構造をはじめ、断熱性能等の技術力を紹介する資料
  • ブランド別カタログ:自社が手掛ける住宅ブランド別に、特徴や魅力を紹介する資料
  • 住宅商品カタログ:自社の住宅商品について、標準仕様や対応可能なことを示す資料
  • 実例集:写真とオーナーのインタビューを交え、自社の施工実例について紹介する資料
  • その他のカタログ:家づくりに役立つ情報集やコラム、チェックリスト など

ハウスメーカーへ資料請求をするなら、請求できる資料に複数の選択肢があることは、知っておくと良いでしょう。
関連記事:「家づくりのチェックシートを公開!注文住宅を建てる際の分野別のポイントとは

注意点①資料請求から到着までには、ある程度日数がかかる

注意点①資料請求から到着までには、ある程度日数がかかる
資料請求の方法や取り寄せ可能な資料の種類がわかったところで、ここからは、ハウスメーカー等へ資料請求する上で知っておくべき4つの注意点について、一つずつ見ていきましょう。
まず1つ目の注意点は、各社の公式サイトや一括請求サイトで資料請求をしてから実際に資料が手元に届くまでのタイムラグについてです。
インターネットから資料請求をする場合、お客様に資料を届ける方法は原則配送となります。
そのため、資料請求をしてからお客様のもとへ実物が届くまでに少なくとも2〜3日、天候や配送状況によっては1週間前後が必要となるため、資料の収集を急いでいる時は注意が必要です。

資料請求のコツ:早く資料を受け取りたい時はモデルハウスへ!

事情があって、少しでも早くハウスメーカー・工務店の資料を集めたいという場合は、住宅展示場やショールームまで足を運んで直接資料を受け取る方が、スムーズなケースもあります。
ハウスメーカー等へ資料請求をする時は、ご自身が資料の収集にかけられる時間と手間のバランスも考えた上で、自分たちに合った方法を選ぶようにしてくださいね。
関連記事:「住宅展示場は当日予約で見学できる?具体的な方法や予約あり・なしの違いも紹介

注意点②ハウスメーカー等から営業をされる可能性がある

ハウスメーカー等へ資料請求するには、名前や住所、電話番号、メールアドレス等の連絡先を含む個人情報について開示しなければなりません。具体的には、住宅展示場を訪れて資料請求する場合はモデルハウス見学時の受付やアンケート回答の際に、Webサイトを通じて資料請求する場合には、申し込みフォームへの入力の際に個人情報の開示を求められるでしょう。
ハウスメーカー・工務店各社の営業方針によっては、資料請求の際に獲得した情報をもとに、メールや電話での状況確認等の営業活動を行うところもあります。ハウスメーカー等へ資料請求を行う際は、各メーカーから営業を受ける可能性があるという点にも注意が必要でしょう。

資料請求のコツ:営業に関するNG行為は最初の段階で伝えておこう!

ハウスメーカーや工務店各社が営業活動を行うのは、自社の強みや考え方を積極的にお客様へ伝えることにより、自社を家づくりのパートナーとして選んでほしいと考えているからです。
ただ各社の営業マンが、お客様の意に反してしつこい営業をしてくることは、基本的にありません。
今後の営業の可否や方法に関する希望は、口頭や受付用紙・アンケートへの記入や、フォームの備考欄への記入を通して、あらかじめハウスメーカー側へ伝えておくと良いでしょう。
関連記事:「住宅展示場が教える!ハウスメーカーを選ぶ時に決め手とするべきこと3選

注意点③想像していた内容の資料が届かない可能性がある

注意点③想像していた内容の資料が届かない可能性がある
先述した通り、ほとんどのハウスメーカーや工務店では、複数種類の資料を用意しています。
そのため、資料請求時には全種類の資料ではなく施工会社側が厳選したもの、またはお客様ご自身が選択して送付を希望した数冊のみを送付するとしているところも少なくありません。
しかし、Webサイトを通じて一部資料のみ送付してもらう場合には、以下のような理由から、お客様が欲しいと思っていた・知りたかった内容の冊子が手元に届かない可能性もあります。

  • 施工会社側が送付を決めている資料一式の内容が、お客様の知りたいことと違っていた
  • お客様が欲しい、知りたいと思っている資料の内容やジャンルが、ハウスメーカー側に正しく伝わっていなかった
  • お客様自身が、自分たちに必要な資料・情報がどんなものか理解できていなかった

この点は、特にサイトから資料請求をする場合の注意点として、覚えておくと良いでしょう。

資料請求のコツ:欲しい情報についてハウスメーカー側に伝えよう!

「想像していたような資料が届かない」という事態は、資料請求にあたり、お客様がどのようなことを知りたいと考えているのかをハウスメーカー側へ適切に伝えられれば回避できます。
具体的には、ただ資料請求するのではなく、申し込みフォームの備考欄等に以下のような希望を記入すると、自分が望む資料を手に入れやすくなるでしょう。

  • 平屋を建てたいと考えているので、平屋に関する体験談や情報が載った資料が欲しい
  • 木造と鉄骨の違いや、その施工会社が得意な構造・工法が分かるような資料が欲しい
  • 住宅性能にこだわりたいので、その施工会社の考え方や技術力が分かる資料が欲しい
  • デザインと設備にこだわりたいので、施工事例の写真がたくさん載った資料が欲しい

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注意点④家の理想像が現実からかけ離れてしまうことも

ハウスメーカーや工務店が発行している資料では、標準仕様ではなく、オプションを追加したハイグレードな住宅商品が紹介されていることも多々あります。そのため、資料の写真をもとに住みたい家の間取りやデザイン、設備のイメージを固めると、ご自身にとって購入可能な土地面積や費用感とかけ離れたマイホーム像を描いてしまうこともあるので、注意が必要です。
家づくりに関する資料を確認する時は、単に間取り図やきれいな写真を見て楽しむのではなく、ご自身の予算や購入予定の土地面積等と照らし合わせた上で見ていくようにしましょう。

資料請求のコツ:請求する前に、ある程度条件を洗い出しておこう!

この注意点への対策としては、事前に現実的な家づくりの条件を洗い出しておいた上で、資料を確認することが挙げられます。具体的には、資料請求をする前に以下のような項目について家族間で話し合い、ある程度認識をすり合わせておくと良いでしょう。

  • 家の立地や住みたい地域、最寄り駅や通勤・通学時間について希望はあるか
  • 家を建てる際に絶対に譲れない条件はあるか、またその優先順位はどうつけるか
  • 家のコンセプトや全体的なデザイン、間取りについてのこだわりや希望はあるか
  • 家の性能や構造、工法について、予算を割いてでもこだわりたいところはあるか
  • 現在の世帯年収や貯金額から考えて、家づくり全体にかけられる予算はどのくらいか
  • 家を購入する際の自己資金と住宅ローンの額は、いくらに設定するのが現実的か など

関連記事:「注文住宅で予算オーバーになる原因を紹介!後悔しないように費用を削るためのポイントは?

資料請求は、展示場で実物を見ながら進めるのがおすすめ!

資料請求は、展示場で実物を見ながら進めるのがおすすめ!
住宅展示場への訪問とWebサイトの利用、いずれの方法を使っても、ハウスメーカーや工務店への資料請求は原則無料で行うことができます。そのため、まずはご自身にとって都合が良い方法で複数の施工会社に対して資料請求を行い、さまざまな情報を集めるのも良いでしょう。
ただ、住宅展示場やショールームに足を運び、そのハウスメーカーや工務店が手掛けた建物に触れて、営業担当者からの説明を聞いて住まいの情報収集を行うことも、非常に大切です。
また、営業担当者に相談しながらモデルハウスを見て回っているうちに、いま自分に必要な資料の種類や、集めるべき情報の選び方が明確になってくるということもあるかもしれません。
資料やカタログに載っている文章、写真から得られる情報には、どうしても限界があります。
実物の建物を体感しながら、ハウスメーカーや工務店の担当者に直接話が聞ける総合住宅展示場は、資料請求だけしたいという方にとっても、有意義な情報収集の場となり得るでしょう。
新築住宅等の購入を考え始めたばかりで、資料請求して集めるべき資料の種類が分からないという方も、まずは家づくりの第一歩として、総合住宅展示場へ足を運んでみてくださいね。
関連記事:「ハウスメーカーに資料請求するには?おすすめのタイミングや方法、注意点を学ぼう

個性豊かなモデルハウスで理想の家づくりをサポート


私たち株式会社アルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しています。
敷地内には、各ハウスメーカー様が自信を持ってお届けする個性豊かなモデルハウスと、お客様の展示場見学や家づくりを幅広くサポートするセンターハウスを完備。
宮城県で注文住宅の購入をお考えの方、また将来的にマイホームを建てたいけど、何から始めたらいいのかわからないという方も、まずはお気軽に私たちの展示場へお越しください。
家族にとって理想的な家づくりを実現するために、大きな一歩を踏み出すお客様を全力でサポートします。

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