ハウスメーカーに資料請求した時点で担当が決まるって本当?優秀な営業担当を見極めるコツも解説

家を建てる際の情報収集として欠かせない資料請求。ハウスメーカーや工務店に資料請求をした後、どのタイミングで営業担当が決まるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ハウスメーカーや工務店の資料請求時に営業担当が決まるかどうかをわかりやすく解説。

さらに、資料請求後にかかってくる営業電話を断るコツや、ご自身に合う優秀な営業マンを見極めるポイントもあわせてご紹介します。後悔のない営業担当探しをしたい方は、ぜひ参考としてご覧ください。

ハウスメーカーや工務店に資料請求した時点で営業担当が決まる?

ハウスメーカーや工務店の資料請求で営業担当が決まる?
ハウスメーカーや工務店への資料請求は、家づくりの情報集めの第一歩です。資料請求後には営業電話がかかってくることも多いため、「この時点で営業担当は決まっているのでは?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言うと、ハウスメーカーや工務店に資料請求をした段階で営業担当が決まるかどうかは、会社の方針によって異なります。もちろん資料請求という早い段階で営業担当を割り当てることもありますが、以下のようなタイミングで決まるケースも少なくありません。

【営業担当が決まる主なタイミング】

  • 打ち合わせで施主の要望をヒアリングした後
  • モデルハウスやショールームに初めて来場したとき
  • ハウスメーカーや工務店に資料請求したとき

つまり、資料請求をしただけで営業担当が付くとは限らないのです。ハウスメーカーや工務店によって考え方に違いがあることは、ぜひ覚えておいてください。

なお、資料請求時に営業担当が決まる場合でも、社内での担当割りの仕組みは各施工会社で異なります。そのため、ご自身に合う営業マンかどうかは実際のやり取りの中で見極めることが大切です。
関連記事:「ハウスメーカーにカタログ等を資料請求する際の4つの注意点とは?収集のコツも解説

【資料請求後】ご自身に合う営業担当を見極めるポイント

営業担当者は家づくりを進めるうえで欠かせないパートナーです。間取りや設計の相談、設備選び、住宅ローンの説明など、施主はさまざまな場面で営業担当と接することになります。

長く関わることになるからこそ、資料請求後に営業担当と接点を持った際はご自身との相性や家づくりの提案姿勢をしっかり見極めることが大切です。

というのも人間関係にはどうしても相性があるため、これを無視してしまうと「もっと信頼できる人が良かった」「もっと優秀な営業マンが良かった」と後悔に繋がることも。以下のNGポイントを参考に、ご自身に合う営業担当を見極めてみましょう。

【見極めるべき営業担当のNGポイント】

  • 要望や意向を汲まない:施主の要望やこだわりを勝手に却下・無視する
  • 提案力に欠ける:施主へのヒアリング内容から最適な提案や意見がない
  • レスポンスが遅い:質問や依頼への返信が遅く、打ち合わせが滞りがち
  • 決断を急かす:施主のペースを無視して、契約を急がせる

特に「レスポンスの遅さ」には注意が必要です。メールや電話の対応スピードといった細かい部分にも誠実さが表れるため、しっかり対応してくれる人を選ぶと後悔しづらいでしょう。

また、営業担当者によって提案の方向性や家づくりの進め方は大きく異なります。施主の意見を丁寧に聞きながら一緒に考える営業マンもいれば、会社の強みを活かした積極的な提案をする営業マンもいます。

家づくりのプランがすでに固まっている方は前者の営業担当との相性が良く、逆に家づくりに悩んでいる方には提案力の高い後者のほうが向いているかもしれません。つまり、どんな営業担当が「優秀な営業マン」なのかは、ご自身との相性や家づくりの方向性によって異なるのです。

資料請求後のやり取りは、営業担当を見極めるための貴重なチャンス。焦って1社に決めず複数社の担当者と話してみることで、ご自身やご家族に合う「住まいのパートナー」を見つけやすくなるでしょう。
関連記事:「家を建てるために土地の広さはどのくらい必要?平均と目安をご紹介

資料請求後の営業電話がしつこい場合の対処法

ハウスメーカーや工務店に資料請求をすると、営業電話がかかってくることがあります。丁寧な案内なら問題ありませんが、あまりにも頻繁に連絡が来ると対応に困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

ここからは、営業電話がしつこい場合の対処法を以下のように4つに分けてご紹介しますので、営業電話にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

【資料請求後の営業電話がしつこい場合の対処法】

  1. 電話を控えてほしいと伝えておく
  2. はっきりと断る
  3. お断り代行サービスを利用する
  4. 電話以外の連絡方法に変更してもらう

営業電話に困ったときの対処法1:電話を控えてほしいと伝えておく

最も効果的なのは、資料請求の段階で「電話での連絡は控えてほしい」と伝えておくことです。ハウスメーカーや工務店の多くは、顧客の希望する連絡方法を尊重した対応を行ってくれます。

資料請求フォームの備考欄やコメント欄に「電話連絡は控えていただきたいです」などと入力しておくだけでも効果的です。事前に伝えておけば営業側も無理な電話を控えるため、後から断る手間を省くことができます。

営業電話に困ったときの対処法2:はっきりと断る

もしすでに営業電話がかかってきており、なおかつ契約するつもりのない施工会社が相手である場合は、契約の意思がないことを明確に伝えるようにしましょう。曖昧な返答をしてしまうと「まだ可能性がある」と判断されるため、営業電話が続いてしまうことも少なくありません。

「今のところ契約の予定はありません」「別のメーカーで検討しています」などの表現で断れば、相手に悪印象を与えることなくはっきりと断ることができます。人によっては「言いづらい…」と感じるかもしれませんが、はっきり伝えることでより早く解決することができるでしょう。

営業電話に困ったときの対処法3:お断り代行サービスを利用する

一括資料請求サイトを利用した場合、複数のハウスメーカーや工務店から営業電話がかかってくることがあります。そんなときは、一括資料請求サイトならではの無料サービス「お断り代行サービス」を利用するのがおすすめです。

最近の一括資料請求サイトでは利用者が直接断らなくても済むように、代行して連絡を止めてくれるサービスを導入しているところも増えています。ご自身で対応するよりも精神的な負担を軽減できるため、営業電話に不安を感じている方は「お断り代行サービス」のある資料請求サイトを活用するようにしましょう。

営業電話に困ったときの対処法4:電話以外の連絡方法に変更してもらう

電話でのやり取りが苦手な方は、連絡手段をメールやLINEなどに変更してもらうのも効果的。やり取りを記録に残せるだけではなくご自身のペースで返信できるため、隙間時間を活用して対応することも可能です。

また、最近ではSNSの公式アカウントなどを活用してやり取りを行うメーカーも増えています。「連絡は電話ではなく、メールもしくはDMでお願いできますか?」と伝えれば、快く対応してくれることでしょう。
関連記事:「注文住宅で予算オーバーになる原因を紹介!後悔しないように費用を削るためのポイントは?

資料請求後に営業担当を変更したい場合の手続き方法

資料請求後、営業担当とのやり取りの中で「この人とは相性が合わない」と悩むこともあるでしょう。家づくりは一生に一度の大きな買い物だからこそ、信頼関係を築けないまま進めてしまうと後悔に繋がりかねません。

正しい手順を取れば、営業担当者を変更してもらうことも可能です。ここでは、営業担当を変更する2つの方法と変更の際の注意点をまとめてお伝えします。

営業担当者を変更する方法1:メールもしくは電話で変更を依頼する

最も簡単で確実なのは、メールまたは電話で直接「担当者変更をお願いしたい」と伝える方法です。営業担当との関係が気まずくなるかもと不安に思うかもしれませんが、メーカーにとって顧客満足度は非常に重要であるため、担当変更の希望も受け付けてくれる場合がほとんどです。

丁寧な言葉で依頼すれば、トラブルになることなくスムーズに対応してもらえます。まずは勇気を出して、店長や支店長といった担当者の上司に連絡してみましょう。

営業担当者を変更する方法2:ハウスメーカーや工務店の窓口に相談する

もうひとつの方法は、メーカーや工務店の総合窓口・お客様相談センターに連絡することです。担当者やその上司に直接伝えるのが難しい場合でも、窓口を通せば角が立たず、スムーズに変更してもらえるでしょう。

営業担当者の変更依頼を行う際の注意点

営業担当者を変更したいと感じたときは、感情的にならず、冷静かつ丁寧に対応することが大切です。担当者変更の依頼は企業側にとっても慎重な対応が求められる場面。依頼の伝え方を間違えると要らぬ誤解を招いてしまうことも。

双方にとって納得のいく形で変更を進めるためにも、以下の点に注意しましょう。

  • 感情的にならず、変更を希望する理由を冷静に伝える
  • 営業担当の態度等で気になる点があった場合は、根拠としてメモなどで記録を残しておく

特に、変更を希望する根拠を記録することは忘れないようにしましょう。変更を申し出る際にも落ち着いて状況を説明できるうえ企業側も事実確認を行いやすく、変更手続きがスムーズに進みやすくなります。
関連記事:「方法別に解説!ハウスメーカーへ注文住宅の資料請求をするメリット・デメリットは?

自分にぴったりの「優秀な営業マン」を見つけるコツとは?

自分にぴったりの「優秀な営業マン」を見つけるコツとは?
ハウスメーカーや工務店を選ぶうえで、営業担当者は家づくりの満足度を左右する重要な存在です。だからこそ、「どのタイミングで営業担当が決まるのか」「どうすれば優秀な営業マンに出会えるのか」と気になる方も多くいらっしゃることでしょう。

結論から言えば、ご自身に合う優秀な営業マンを見つけるコツは、営業担当者に直接会って話してみることです。ハウスメーカーや工務店の担当割りに一喜一憂するのではなく、ご自身の目で直接確かめながら「相性の良い営業担当」を探しに行く姿勢が大切です。

その手段のひとつとして、住宅展示場の活用をおすすめします。住宅展示場には複数のハウスメーカーや工務店のモデルハウスが展示されており、それぞれの営業マンと気軽に話すことができます。

さらに、住宅展示場では複数のメーカーの営業マンに会えるため、比較検討しやすいというメリットも。電話やメール対応だけでは伝わらない「人となり」を確認することで、信頼できるかどうかをより判断しやすくなるでしょう。

つまり、住宅展示場に足を運んで実際に会話することが、理想の「優秀な営業マン」に出会う近道なのです。
関連記事:「ハウスメーカーの紹介制度とは?住宅展示場に直接来場するメリットも

直接話すことで自分に合う良い営業マンが見つかる

家づくりの際、「どうすれば優秀な営業マンが担当になってくれるのだろう?」と考える方は少なくありません。

特に近年では、住宅系YouTuberやインフルエンサーが「営業担当ガチャ」という言葉を使って発信している影響から、担当者の良し悪しを運のように感じている方も多く見られます。

しかし、実際のところ「優秀な営業マン」は誰にとっても同じではありません。たとえ営業スキルが高くても、経験や実績が豊富でも、ご自身の考え方や価値観と合わなければ満足のいく家づくりは難しくなってしまいます。

つまり、本当の意味での「良い営業」とは、ご自身と相性の良い営業担当のことなのです。相性の良い営業担当と出会うためには、実際に会って話してみることが何より大切です。

そのためにも、まずは一度住宅展示場に足を運び、さまざまなメーカーの営業担当者と話してみることをおすすめします。

営業担当は家づくりを成功へ導く重要なパートナー。ご自身やご家族に合う「信頼できる営業マン」を見つけることが、理想の家づくりへの第一歩となるでしょう。

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