住宅展示場は見学だけしてもいい?所要時間や見方のポイントとは

ハウスメーカー各社が手掛けたモデルハウスを回り、家づくりに関する情報を効率よく収集できる住宅展示場ですが、具体的な購入計画を立てる前に見学だけしても良いのでしょうか。
そこで今回は、宮城県内で複数の総合住宅展示場を営む私たちアルスが、見学だけを目的に住宅展示場へ行くことの是非と来場時の注意点、事前に行うべき準備について解説します。
併せて、住宅展示場で見学だけすることのメリットや所要時間の目安、一般的な見学の流れについても紹介していきます。
「住宅展示場で見学だけしたいけど、行ってもいいのかわからない」と言う方は、ぜひ参考にご覧ください。

住宅展示場は、見学だけのために行ってもいい!

住宅展示場は、見学だけのために行ってもいい!476677360
当社を含め、各住宅展示場やハウスメーカーは「少しでも家づくりに触れ、体感してもらうことで理想の住まいや家への興味を高めてほしい」という想いで、お客様をお迎えしています。
そのため、既に具体的な場所や予算、時期を決めているお客様はもちろん、今はまだ家を買う予定のない以下のような方でも問題ありません。

  • 将来的にマイホームを建てたい気持ちはあるが、まだ具体的な計画はない
  • 自分の現在の住まい、購入した家とモデルハウスの外観・内装を比較したい
  • 自宅のリフォームのため、またはDIYをするための参考に見て回りたい
  • 空間づくりのプロが手掛けたモデルハウスのインテリアを見るのが好き
  • 家を建てる予定はないが、イベントや予約特典のために来場した
  • たまたま予定が空いていて、時間をつぶすために来場した  等

何らかの理由で住宅展示場に興味を持ち、見学だけでもしてみたいと思ったなら、ぜひ一度足を運んでみると良いでしょう。

総合住宅展示場以外は、予約なしの見学が不可のケースも

一般的に住宅展示場と言えば、さまざまなハウスメーカーのモデルハウスが建ち並ぶ総合展示場をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、見学可能な住宅展示場やモデルハウスには、以下のようなパターンもあります。

  • 1つの工務店やハウスメーカーが、自社の分譲地に建てたモデルハウスを公開している
  • 自社の顧客が建てた新築住宅を、許可を得て期間限定でモデルハウスとして公開する

2つ目のパターンは住宅展示場ではなく「完成見学会」や「新築見学会」等と呼ばれるもので、予約した方のみ見学OKとしているケースも多いです。
総合住宅展示場は予約なし、見学だけでも来場が歓迎されるのに対し、一社のみが主催する住宅展示場や完成見学会は予約なしでは入れないケースもあるので、注意しましょう。
関連記事:「住宅展示場は予約なしでも見学可能!予約して行くメリットと活用法は?

住宅展示場で見学だけする場合の所要時間、流れは?

住宅展示場で見学だけする場合の所要時間、流れは?432087101
見学だけを目的とした来場も歓迎される総合住宅展示場ですが、見学の具体的な流れや1軒あたりの所要時間は、どのくらいなのでしょうか。
まず、ハウスメーカーの営業マンにモデルハウスを案内してもらい、ひと通りじっくりと見学する場合のおおよその流れは以下の通りです。

  1. モデルハウスごとに受付用紙、またはアンケートを渡されて記入する
  2. ハウスメーカーの営業マンから担当としての挨拶があり、名刺を受け取る
  3. 営業マンと一緒にモデルハウスを見て回りながら、概要や間取りの説明を受ける
  4. お客様の希望により、簡単な打ち合わせと質疑応答、見積もり作成等をしてもらう
  5. カタログやノベルティを受け取り、次回打ち合わせの約束をして終了

質疑応答や打ち合わせ、見積もりも入る上記の流れだと、モデルハウス1軒の見学にかかる時間は1~2時間と考えておくべきでしょう。

営業マンには、あらかじめ「見学だけ」と来場目的を伝えるべし

「住宅展示場で見学だけしたい」というお客様の中には、最初から1~2時間かけて営業マンとモデルハウスを見て回ることに、抵抗感を持つ方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、1の受付の段階で「今は家を購入する意思がない」ことを正直に伝えてOKです。
自宅のリフォーム等、明確な目的のために見学だけしたいなら、購入意思がないことと一緒に伝えても良いでしょう。
ハウスメーカーの営業マンの仕事は、限られた時間の中で「家づくりをする意欲の高いお客様」とお話し、自社を家づくりのパートナーに選んでいただくことです。
そのため、はじめに家を購入・契約する意思がないと断言されたお客様に対して、執拗に営業をかけてくることはありません。
逆に、1の段階で購入意欲が高いように見せてしまうと、営業マンから家の建築計画について詳細に質問されたり、熱心に営業されることになるので注意が必要です。
関連記事:「住宅展示場で相手にされない人とは?特徴と見学前にできる対策を解説

住宅展示場で見学だけしたい!アンケートは書くべき?

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一般的に、住宅展示場のモデルハウスを見学を希望されるお客様には、各ハウスメーカーから受付用紙またはアンケートへの記入が求められます。
なお、アンケートで記入を求められるのは氏名や年齢、ご住所、連絡先等の個人情報に加え、以下のような内容です。

  • 職業
  • お勤め先
  • 勤務体制(在宅勤務か出社か等)
  • 家づくりの検討時期
  • 家づくりを考えたきっかけ
  • 家づくりの予算の目安
  • 年収

ハウスメーカーが、モデルハウスに来られたお客様へまずアンケート記入をお願いするのは、お客様の基本情報と家づくりへのお気持ち、自社と契約する可能性の有無を確認するため。
そして、住所や連絡先をいただくことで、自社と契約してくださるかもしれないお客様とのご縁を逃さないようにするためです。
そのため、今現在は家を建てる予定や意思がなく、見学後のハウスメーカーからのフォローや追加の案内を希望しない場合は、アンケートは書かなくても構いません。
家を購入する意思がないことを伝える際に、一緒に「アンケートを書かなくても見学できますか」と確認すると良いでしょう。

「アンケートを記入しないと見学できない」と言われたら?

稀なケースではありますが、ハウスメーカーの中には「アンケートを記入しないとモデルハウスを見学できない」と案内してくるところもあります。
しかし、お客様の意思を尊重せず、個人情報の記入を強く求めてくるようなハウスメーカーは、家づくりのパートナーとしておすすめできません。
そのようなハウスメーカーとは縁がなかったものと捉えて、快く見学させてくれる他のモデルハウスへ行きましょう。

見学だけを目的に住宅展示場へ行くメリット

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実際にハウスメーカーが建てた家に触れられる住宅展示場は、ひと通り見学するだけで、写真ではわからない家の質感や手触り、香り、大きさまで体感できる施設です。
そのため、本気で家づくりを検討している方はもちろん、まだ具体的に家づくりのイメージが描けていない方でも、見学するだけで以下のようなメリットが得られるでしょう。

自分たちの理想の暮らしを考えるきっかけになる

まだ漠然とした憧れやイメージしかない方でも、実際にハウスメーカーの家に触れることで、家族にとって理想的な暮らしや住まいを考えるきっかけができるでしょう。
自分や家族が理想とする暮らしや家について認識をすり合わせる機会や、新たな発見が得られるかもしれません。

見学以外にも家族向けのイベントを楽しめる

カレンダー上の休日である土曜日や日曜日、祝日の住宅展示場では、家族みんなで楽しめる以下のようなイベントを、ほぼ毎月開催しています。

  • 子ども向けのヒーロー、ヒロインショー
  • 芸能人によるトークショーやパフォーマンス
  • プロによる家族写真の撮影会
  • 移動遊園地や移動動物園、動物ふれあい体験
  • 複数のキッチンカーが集まるフードイベント
  • 季節の小物等を作る、手作りワークショップ
  • エステ体験会
  • お菓子や野菜のつかみ取り大会
  • ローンや住宅補助金について等、家づくりに役立つセミナー

住宅展示場にとってのお客様には、家づくりに直接関わる大人の方だけでなく、出来上がった家で一緒に暮らすであろうお子様方も含まれています。
モデルハウスの見学だけでなく、イベントや予約特典等も遠慮なく利用していただき、ご家族皆さんで住宅展示場を楽しんでください。

各ハウスメーカーの雰囲気や、相性がわかる

外観や内装、使われている壁紙や柱の材質等の些細な個所にまで、モデルハウスにはハウスメーカーの家づくりへのこだわり・想いが詰まっています。
そのため住宅展示場のモデルハウスを見学するだけでも、そのハウスメーカーの家づくりへの姿勢や、お客様への接し方と言った社風を感じられるでしょう。
まずはご自身と好みが合う、相性の良いハウスメーカーや営業マンとの出会いを求めて住宅展示場を訪れ、見学だけしてみるのも良いかもしれません。

住宅展示場で見学だけする場合におすすめの事前準備

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まだ具体的な建築計画がない段階でも、将来的に家を建てるときのために住宅展示場へ見学に行くなら、しっかりと事前準備をしていくのがおすすめです。
以下に、住宅展示場での見学と情報収集をより効率よく、有意義な時間とするためにしておくべき3つの準備を紹介します。

何を見学したいのか、ポイントや目的を明確にしておく

営業マンと一緒であれば1軒あたり1~2時間、ざっと見るだけでも20~30分はかかるモデルハウスの見学は、大人でもかなり疲れる作業です。
そのため、何軒も見て回っているうちに疲れてしまい、結局どのハウスメーカーの何を見学したかわからなくなる、ということも十分に起こりえます。
住宅展示場やモデルハウスで見学したいポイント、確認・比較したいことは人それぞれです。
自身が何のために、何を見たくて住宅展示場へ来たのかを見失わないように、あらかじめ以下を参考に住宅展示場で見学・確認したいポイントをまとめておきましょう。

  • それぞれのこだわりや姿勢を見て、各ハウスメーカーを比較したい
  • 間取りや収納の作り方、機能性のパターンを複数見て参考にしたい
  • プロが選ぶ照明やインテリアの機能や使い方を見て、参考にしたい
  • 最新の住宅設備や性能、材質、内部構造について等の情報収集がしたい
  • 各ハウスメーカーの標準仕様、裁定費用の目安がいくらくらいか知りたい
  • 各ハウスメーカーの価格帯の違いや、その理由をざっと把握したい  等

住宅展示場の見学に適した服装、持ち物で行く

住宅展示場では、モデルハウスの内外でかなりの距離を歩くことになります。また何度も靴を脱ぐことになるため、ご自身が履きなれた靴で来場しましょう。
ただし動きやすい・履きなれているからと言って、極端に履き古されていたり、清潔感のない靴や服で住宅展示場へ行くのはNGです。
具体的には上下ジャージや汚れた服、短いスカートやブーツ等は、避けた方が良いでしょう。
なお持ち物は、モデルハウスで見たことの記録に役立つ以下4つを持参すると便利です。

  • もらった資料やカタログを折らずに持ち帰れる大きめのバッグ
  • 自分が見学・確認したいポイントや、気になった箇所を記録できる筆記用具
  • モデルハウス内の廊下や窓、収納スペース等のサイズを測れるメジャー
  • 気に入った、参考になると感じた箇所や部材を撮影できるカメラ

カメラと筆記用具については、スマートフォンが1台あれば代用できるかもしれませんね。
ただし、ハウスメーカーによってはモデルハウス内の撮影を禁止しているところもあります。
記録のためにモデルハウス内で写真や動画を撮りたいときは、必ず事前にハウスメーカーの営業マンやスタッフに確認してください。

将来的に家づくりを考えているなら、質問をまとめる

漠然としたものでも良いので、ご自身が建てたい家についてイメージがある場合は、住宅展示場で質問したいことをまとめて行くと良いでしょう。
そうすることで、知りたいポイントについて効率よく各ハウスメーカーの考えや姿勢、情報を集めることができます。

個性豊かなモデルハウスで理想の家づくりをサポート


私たち株式会社アルスは、宮城県にて東北最大級の総合住宅展示場「利府ハウジングギャラリー」と県北唯一の総合住宅展示場「大崎エルハウジング」を運営しています。
敷地内には、各ハウスメーカー様が自信を持ってお届けする個性豊かなモデルハウスと、お客様の展示場見学や家づくりを幅広くサポートするセンターハウスを完備。
宮城県で注文住宅の購入をお考えの方、また将来的にマイホームを建てたいけど、何から始めたらいいのかわからないという方も、まずはお気軽に私たちの展示場へお越しください。
家族にとって理想的な家づくりを実現するために、大きな一歩を踏み出すお客様を全力でサポートします。

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